①起業動機を明確にする
起業に一番必要なのは「信念」
独立すると、希望溢れる未来イメージ、万事うまく未来を想像しがちですが、経営がうまくいかないマイナス面も想定されます。創業時などに生徒がなかなか集まらず、資金繰りが苦しいという物質的な苦しさ。成績が上がらないと保護者からクレームや、なかなか生徒がやる気を出してくれないといった精神的な苦しさ。独立するということは100%自分の力でやっていかなければなりません。苦しい状況におかれた場合に、最終的に自分を奮い立たせるのは「絶対に成功させるゾ!」という強い信念です。
きっかけは些細なことでもいい
「夢を諦めきれず、どうしても教育業界で仕事がしたい。」
「勤めている会社が倒産、またはリストラにあい、やむを得ず起業することとなった。」
「今の会社が辛すぎる。会社を辞めたい。」
「自分のスキルを活かして、大きく成功させたい。」
「成功者の話を聞いたら羨ましく思い、自分もやってみようと思った。」
「塾は開業資金が低いので、自分でもできそう。」
「我が子に勉強を教えるついでに、塾経営もやってみたい。」
「所有のテナントが空いているので、自営業を始めてみようかしら。」
「学生時代にやってきたことだし、この仕事だったら自分でもできるかな。」
「年収1000万を目指すぞ!」
起業動機はやむを得ないもの、安易なものなど様々だと思いますが、独立のきっかけは些細なことから始まります。大事なことは、些細なきっかけから「本気」に変えていくことです。
自分の得意分野を探す
起業にあたり、自分の得意な分野を探します。塾業界は異業種からの参入者が多い業界です。教務経験は無くとも、類似した特技、経験が一つでもあれば、学習塾に向いていると思います。
- 子育て経験者
- 管理職に就き、部下を指導したことがある。
- 話好き
- 子供と接するのが好き
「前職は学校の先生。教壇に立って指導したことがある。」といった、塾講師としての教務プロフェッショナルな経験も、もちろんプラス材料ですが、教務は、研修や開業後に身に着けることができるので、未経験者でも安心して開業に踏み切れます。